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日本歳時記
七十二月
二十日、〈廿日以後の事おしるす、故に此日に掲出す、〉国俗此月中旬より後、乞人共絳絹にて面おおほひ、又絳絹にて膝お蔽ひ烏帽子お著、せきぞろといひて、いろ〳〵の祝詞おうたひ舞ありく事あり、せきぞろとは、節季候といふ意なるべし、都鄙共にする事なり、