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俳諧歳時記
十二月
胸敲 節季候 むかしは乞児としのくれに人家の門にたち、膚おあらはし、手お以胸お敲き、節季さむらふ〳〵といふて銭お乞ひし也、これお胸たヽき(○○○○)といふ、三十六番職人歌合にその図のこれり、今節季候といふもの是なり、