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古史伝

臣は意美(おみ)と訓む、さて意美てふ言義は、〈○註略〉書紀其ほか古書に、いつも臣連と対へ雲て、件男(とものお)お持分くと、連は群主(むらじ)の意にて、其の群の中の主(ぬし)と雲意なるとお合て思ふに、大持(おほもち)てふ言の約れるにて、〈毛知は美と切まる〉もとは部(とも)お統持つ意の称号なりしが、尸となれるならむ、