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倭訓栞
前編三十/美
みやつこ 日本紀に国造おくにのみやつこ、伴造おとものみやつことよめり、造字は北史に、新羅官十七等お挙し中に、第十七お造位とあるによりたりしにや、みやづかへより転じたる語なるべし、或は御臣(みやつこ)の義にて、其国郡お治むると、其部属お掌るとの分ち也ともいへり、