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古史伝

直は〈○中略〉名義は〈師はいまだ考得ずと雲れしかど、試に雲はヾ、〉直見(あたひえ)にはあらざるか、〈大兄少兄などの例の称号なり、延(え)は兄(え)なるべしとばかりは、師も既く言れたりき、〉其は常言に、物の替お出すことお阿多比(あたひ)おものすなど雲お按に、天皇命の御手に代て、地お治むる由にて、直見と称たる号なりしが、尸とは為れるならむか、