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古事記伝
二十三
神主(かむぬし)は、神に奉仕る主人(うし)たる人お雲称なり、〈斎主(いはひぬし)、祭主など雲も、名の意は同じ〉書紀に、即以大田田根子、為祭大物主〈の〉大神之主(うし)とあり、又神功〈の〉巻に、皇后選吉日入斎宮、親為神主雲々、とあるお以て、〈古へ神事お重みし賜ひしことお知べし、〉凡て神主の職の重きことお知べし、