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藩翰譜
十上/宗
十八年〈○天正〉の春、義智仰お承り、家人柳川下野守調信等お引具し、自ら彼国〈○朝鮮〉に渡て、兎かく拵へし程に、信使来聘すべきに極て、同七月、彼使具して都に上り、殿下〈○豊臣秀吉〉に参る、関白の御感浅からず、頓て侍従になされ、羽柴の号お賜る、