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隣女晤言

苗字と字、一字づヽよぶ、
今俗に、菱善、近五などいふたぐひに、家名と俗名とお一字づヽよぶ事、中昔よりの事なり、康富記雲、今夜飯新許会、可出之三首、内々受指南雲々、此飯新は、足利の家臣飯尾新左衛門尉なり、いにしへの曾丹〈○丹後掾曾禰好忠〉もそのたぐひなるべし、