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倭訓栞
中編二十五/美
みこひだり 拾芥抄に、御子左は、三条坊門南、大宮東、兼明親王家、長家卿伝領之とみゆ、即前中書王也、もと源姓お賜はり、左大臣なりしお、円融院の時、親王としたまへり、長家卿は、御堂関白道長公六男、俊成卿の曾祖父也、体源抄に、御子左馬頭兼実卿とも見ゆ、栄花に御子左の書たまへる後撰二十巻と見えたり、小倉宮と称す、