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群書一覧
二/氏族
諸家系図 十四巻
首巻に、本朝皇胤紹運録とあり、天神七代、地神五代の系図、本朝帝王系譜、国〈の〉常立〈の〉尊より後陽成院までおしるし、おの〳〵親王皇女等の御系おつまびらかにしるせり、奥書に雲、右帝王系譜、自室町殿被書之時〈の〉中書〈き〉也、但小書等以他本書之、未終書写之功、時長享二暦季冬清書、翌年季春中旬進之、亜槐藤原宣胤、又天正十九年辛卯十月十日梵俊在判、
第一巻のはじめに、編纂本朝尊卑分脈図、特進亜槐藤公定撰と有て、清和天皇よりしるしはじ めたり、
第二巻 陽成院 光孝天皇 宇多天皇
第三巻 醍醐天皇より崇光院に至る
第四巻 源氏系図 平氏系図 橘氏系図
第五巻 新編纂本朝尊卑分脈系譜雑類要集巻之第三と有て、藤氏の系図おのせたり、
第六巻 同第四巻にして、藤氏系図の二也、
第七巻より第十三巻に至るまで、雑類要集、次々の巻と見えたり、巻末に、天正十九年梵俊の奥 書あり、