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大鏡裏書
南円堂事
堂之壇つきけるが、いたうくづれけるに、翁のいできて、此歌おうたひてつかば、よもくづれじとて、うたひだしたりける、
ふだらくの南のきしにだうたてヽ今ぞさかえん北のふぢなみ、其翁は春日の明神とぞ申つたへたる、其後北家はながくさかゆなり、