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公武大体略記
一三家、〈閑院、久我、花山院、〉凡執柄家に次て三家と雲、凡家とも称し侍事、公家中において、取分規模の流也、〈○中略〉此三胤の正嫡たるにおいては、官加階の昇進、弱年なれども、傍親に超越して前途に滞らず、太政大臣則闕の官にものぼり侍る、頗抜群の佳名也、されば大臣家お清花と号す、