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四季草
秋草中/衣服
一家の紋の事
紋といふは、衣服に五所に付るおのみ紋と雲にはあらず、都て物の模様お紋といふなり、〈○中略〉武家の紋は旗幕の目印也、是は保元平治の戦の頃より始りし事か、後世に至り旗幕ならで、衣服に紋付る事に成し也、