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安斎随筆
後編十
一かたばみの文 同草子〈○枕草子〉に、もんは、あふひかたばみ雲々、かたばみは昔より用る文なり、飾抄にも、車の文にも、面掛(おもがい)〈馬具〉にも、かたばみの文付ること見えたり、〈又枕草子に、草はと雲段に、かたばみ、あやのもんにても、ことものよりは、おかしとあり、〉