[p.0597]
花鳥余情
三/夕顔
なだいめんはすぎぬらん、たき口のとのい申はいまこそは、亥一刻に、内豎、時のふだお奏す、其後侍臣のなだいめん有、なだいめんとは名謁おいふ、殿上に御とのいせる侍臣、たがひに名お問れて、なのる事也(○○○○○)、此次に滝口のとのい申あり、とのい申といふも名謁と同じ事也(○○○○○○○)、