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東野州聞書
一宝徳四年七月廿二日、於常光院承条々、〈○中略〉
作者の読やうの口伝 俊生(としふ) 山上億良(やまのうへのおくら) 額田 王(ぬかたのおほきみ)〈○中略〉
置始東人〈名のりは口伝〉懐〈此字は、名のりには、やすと読、猶よみあり、○中略〉
一享徳元年八十六、於常光院尋習条々、〈○中略〉
朝光(あさみつ) 朝忠 国章(のり)〈此字、名のりによつて、あさらせ読也、〉 平祐挙(たか) 平公誠(とし) 輔昭(すけてる) 平忠依(より) 源寛(すけ)信朝臣 高向(たかんこの)
年春(としはる) 弓削嘉言(ゆげのよしこと) 大江喜言(よしこと) 石川良女(いらつめ) 高岳相如(たかおかすけゆき) 三統元夏(みむねもとなつ) 源致方(むねかた) 慶滋保胤(よししげのやすたね) 統理(むねまさ)
参議玄上(はるまさ) 扶朝(すけとも)朝臣 孚子(まうし)内親王 輔臣(すけみ) 治部卿仲統(むね) 北辺(きたのべ)左大臣 惟宗成長(これむねなりなが)