[p.0607][p.0608]
日用重宝記

名字俗名の事
百官名の類に、相馬百官と俗呼する、その百官名の類に、諌(いさめ) 勇人(いさめ) 勇馬(いさめ) 武人(いさめ) 五百人(いはと) 夷則(いのり) 意気揚(いきやう) 射居(いおり) 直郎(ろくらう) 正郎(ろくちう) 肇(はじめ) 一(はじめ) 創(はじめ) 首(はじめ) 一馬(はじめ) 初馬(はじめ) 隼太(はやた) 波門分(はもん) 春門(はると) 八箭(はちや) 端衛(はもり) 貘象(ばくざう) 半象(はんざう) 判司(はんじ) 逸身(はやみ) 平三(へいざう) 平格(へいかく) 平作(へいさく) 亨(とおる) 唱(となふ) 十一(とおいち) 得馬(とくま) 篤磨(とくま) 兎毛(ともう) 兎也(となり) 外也(となり) 外衛(ともり) 登輔(とうすけ) 登身佐(とみすけ) 東作(とうさく) 収(おさむ) 修(おさむ) 音人(おとんど) 男女介(おめすけ) 男也(おなり) 雄也(おなり) 徹(わだち)協(かなふ) 協(かなふ) 員磨(かずま) 算馬(かずま) 一馬(かずま) 数枝(かずえ) 算衛(かずえ) 鼎(かなへ) 亀(かゞむ)〈音きん〉 縑(かとり) 珂土里(かとり) 佳盛(かもり) 薫(かほり) 可也(かなり) 可聞(かもん) 可問(かもん) 屯(たむろ) 糺(たゞす) 環(たまき) 丹解(たんげ) 田面(たのも) 但見(たゞみ) 湛(たゞふ) 巽(たつみ) 達(たつす) 太衛(たもり) 泰佐(たいすけ) 泰輔(たいすけ) 園面(そのも) 其母(そのも) 其也(そなり) 外箭(そとや) 十十八(そとや) 都守(つもり) 都賀夫(つがふ) 務(つとむ) 勉(つとむ) 司(つかさ) 職(つかさ) 積(つもる) 半(なかば) 央嶋(なかば) 直人(なおと) 波江(なみえ) 並(ならぶ) 双(ならぶ) 並重(なみへ) 転(うたゝ) 宇衛(うもり) 宇治衛(うちえ) 昇(のぼり) 升(のぼり) 登(のぼり) 騰(のぼり) 織人(おりと) 音也(おとや) 蔵紀(くらき) 蔵司(くらうず) 競(くらぶ) 久馬人(くめんど) 九三二(くさうじ) 九六二(くろじ) 九二三(くにざう) 族(やから) 箭簳(やから) 舎(やどり) 弥嗣(やつぎ) 矢格(やかく) 真(まこと) 信(まこと) 匡(まさゝ) 速(まだき) 真澄(ますみ) 忠一(まめいち)
刑馬(けいま) 景司(けいじ) 慶三(けいざう) 原造(げんさう) 元作(げんさく) 此面(このも) 延象(えんざう) 江守(えもり) 営輔(えいすけ) 営二(えいじ) 新(あらた) 宛(あたか) 恰(あたか) 湊(あつむ) 集馬(あつめ)
中(あたる) 充(あつる) 淳(あつし) 安積(あづみ) 亜良夫(あらふ) 左右馬(さうま) 作馬(さくま) 左治衛(さぢえ) 左協(さけふ) 三九二(さくじ) 極人(きわめ) 究(きはむ) 潔(きよし) 競(きそふ)
欣正(きんろく) 旧馬(きうま) 旧直(きうろく) 旧質(きうしち) 勇馬(ゆうま) 往来(ゆきゝ) 右輔(ゆうすけ) 標(めあて) 恵(めぐむ) 貢(みつぎ) 水門(みなと) 水嘉善(みかき) 満(みつる) 三二二(みふじ)
主米(しゆめ) 首令(しゆれい) 鎮(しづむ) 静馬(しづめ) 下枝(しづえ) 島図(しまと) 円象(えんざう) 衛守(えもり) 衛佐(えすけ) 衛夫(えふ) 永年(えいすけ) 弘(ひろむ) 弘人(ひろめ) 広人(ひろめ)
広紀(ひろき) 守度(もりと) 護戸(もりと) 索人(もとめ) 百紀(もゝき) 物面(ものも) 最平(もへい) 門司(もんじ) 物集女(もずめ) 千也(せんや) 清紀(せいき) 箭正(せんろく) 専直(せんろく)
清(すめり) 澄(すめり) 以上名字名ども、字はよめて惑ふものあり、児童の為、こヽにあらましお誌す、