[p.0781]
平家物語
六
小がふの事
主上〈○高倉〉は、れんぼの御涙に思召しづませ給ひたるお、申慰め参らせんとて、中宮〈○平徳子〉の御方より、小督(○○)と申女房おまいらせらる、