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視聴草
二集七
小野於通略伝
於通(○○)は播州網干の生れにして、池田輝政の家臣垣川喜太郎某が妻となり、女子一人ありしが、後に離別せり、於通は才智発明なるに、夫喜太郎はさもなきにより、恥辱のみ多かりし故、離別せりとかや、