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法然上人行状画図
十四
大仏の上人俊乗房、〈○重源、俗名源渡、〉又一の意楽おおこして、我国の道俗、炎魔王宮にひざまづきて、名字お問はれんとき、仏号お唱へしめんために、阿弥陀仏名おつくべしとて、みづから南無阿弥陀仏とぞ号せられける、これ我朝の阿弥陀仏名のはじめなり、