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続世継
四/宇治の河瀬
ためあきら〈○高階為章〉といひし人も、本はためのりといひけるお、白河院のためあきらとめしたりけるより、かはりたるとかや、おほちの高大弐は、なりのりといひしかども、このころ、そのすえは、むねあきらなどいへるは、めしけるより、あらたまりたるとかや、