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草木錦葉集
緒巻
清浄の肥用ひ方心得 草木とも下肥お懸て能と記しある品は、豆肥お用ひてよし、梛槙(なぎまき)其外丈夫なる品へは置肥もよし水肥お懸て能と記す品は、豆肥へ風呂の湯お加へ用ゆべし、又下水お懸ると記す品は、風呂の湯おさまし置懸るか、又は女の手水の湯お懸てよし、鰹節肥は前に記す品へ用ひてよし、魚肥もよけれど、匂ひ甚あしきゆへ見計べし、懸て試んとおもはヾ下肥お用ゆる品へ用ゆべし、都て分量は前文に記し有ごとく也、