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大和本草
十一園木
樅 爾雅樅松葉柏身と雲へり、此木西方の皮必所々かれて脱落す、柱とし器材とす、杉檜におとれり、葉のさきわれて矢筈の如し、又虎(○)の尾(○)と雲もみあり、葉もみに似、短小細密なり、葉さきに矢はずなし、裏白(○○)虎尾もみの如くにして、葉のうら白し、是亦一類別物なり、