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和字正濫抄

ひ 椎 しひ 日本紀、古事記、万葉、和名一同なり、しいとかくは誤なり、兼輔卿家集にも、十干お隠題によまれたる中に、丙(ひのえ)おしひのえはと隠されたり、古事記に、応神天皇の御歌には、しひひとよませたまへり、