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倭訓栞
前編八久
くは〈◯中略〉 桑は蚕のくらふ葉なれば蚕葉(は)と名くるなり、くとこと通ず、こはかひこ也、まぐは(○○○)ヽ白桑也、ひめぐは(○○○○)ヽ女桑也、子(み)お椹といふ、くはいちご也、桑耳はくはたけ也、山桑の名漢も同じ、〓也といへり、新撰字鏡に、桔梗おからくはとよめるは心得がたし、