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古今要覧稿
草木
蝋梅〓梅なんきんむめ、からむめ、たうむめ、らんむめ等の名あれども、今は通名なり、この花月令広義、玉梅、臘梅、水仙、山茶これお雪中四友といへり、蝋梅は花信風に漏たれども、その花厳冬より開き、香の馥郁たる事も梅におとらず、実に大寒三候に配し、立春の花梅と共にめづべきものなり、