[p.0328]
謡曲
老松 〈わき〉聞及びたるとび梅(○○○)とは何れの木お申候ぞ、〈つれ〉荒事も愚や我等は唯、紅梅殿と社あがめ申候へ、〈わき〉実々紅梅殿共申べきぞや、忝くも御詠歌により、今神木と成給へば、あがめても猶あきたらず社候へ、