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草木育種
下果
梨〈本草〉 甲斐相模下総(○○○○○○)等にて多作、砂まぢりたる真土(まつち)よし、根の土しまりたるがよき故に、小砂利お突込処もあり、寒中人糞又酒粕等根廻お掘て入べし、高五六尺に棚お拵へ、枝お結付てよし、又花咲たる時一房の内、実の大なるお一つ二つ残て、跡お摘捨たるもよし、梨も種類多し、中にもあわ雪(○○○)、あおなし(○○○○)等は、わせにて味よし、