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愚管抄

仲哀のきさきには、神功皇后おぞし給ける、この皇后は、〈◯中略〉応神天皇おはらみ給ひて、仲哀の御おしへによりて、仲哀うせ給て後、しばしなむまれ給そとて、女の御身にて、男のすがたおつくりて、新羅高麗百済のみつの国おうちとり給て後、つくしにかへりて、うみの宮の槐(○○○○○○)にとりすがりて、応神天皇おばうみ奉り給ける、