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大和本草
十二花木
紫荊(すはうぎ) 春時紫小花多く叢開く、花は毒あり不可食花落て葉生ず、根の側なる苗お分ちうふべし、若水曰、和俗所謂すはうぎ也、本草の説よく合へり、今別に俗の紫荊樹と称する小木あり、紫色の小花お開くは、紫荊樹に非ず、