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重修本草綱目啓蒙
十三毒草
常山〈◯中略〉 附録、杜茎山、 うばが子もち(○○○○○○)、しろだも(○○○○)、〈天竺桂の一種と同名〉白むめもどき(○○○○○○)、〈むめもどきの白実のものと同名〉みかどがしは(○○○○○○)、〈種樹家〉かしはらん(○○○○○)、〈同上〉うばが子さう(○○○○○○)、かしらん(○○○○)、〈勢州〉小木なり、山足樹下に多し、長三四尺、多は山崖に生じ下垂す、嫩なる者は直上し生ず、茎は円く、葉は櫧葉に似て柔なり、茎葉深緑色、秋葉間に花あり、小穂おなす、蕾(つぼみ)は粟粒の如く、黄白花開くものは、綟木(ねぢぎ)花の如にして小く、白色後円実お結ぶ、大さ二分許、冬末春初熟す、白色にして紫の縦条多し、故に白むめもどきと雲、葉は冬お経て枯れず、