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大和本草
十二花木
赬桐(ひぎり) 倭俗唐桐とも雲、本草綱目海桐の集解の末に載たり、高二三尺にすぎず、夏紅花お開く、花繁多にしてさかり久し、美にして可愛、寒気おおそる、冬初よりおおひお厚くすべし、或秋より木幹お切るも可也、来春苗生じ、其年の夏花さく、