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枕草子
三
木の花は桐の花むらさきにさきたるはなおおかしきお、葉のひろごりさまうたてあれども、又こと木どもとひとしういふべきにあらず、もろこしにこと〴〵しき名つきたる鳥のこれにしもすむらん心ことなり、ましてことにつくりてさま〴〵なるねの出くるなどおかしとは、よのつねにいふべくやはある、いみじうこうはめでたけれ、