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後撰和歌集
十八/雑
女ともだちのつねにいひかはしけるお、久しくおとづれざりければ、十月ばかりに、あだ人のおもふといひし言のはといふ、ふることおいひつかはしたりければ、竹のはかきつけてつかはしける、 よみ人しらずうつろはぬなに流れたる河竹のいづれのよにか秋おしるべき