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古今要覧稿
草木
業平竹業平竹一名和合竹(○○○)、一名なよ竹(○○○)は、高さ一丈四五尺にして、囲み一寸六七分、その根上第一節より毎節左右互に凹処および小黄芽あり、その凹処は下節より上節下に至るといへども、常竹よりはその幅至てせまくして且浅し、〈◯中略〉此竹今本所中の郷南蔵院境内なる業平天神の社側、および亀井戸天神の社前、その外本所中処々に多し、〈是は蓋し竹譜詳録に載る所の、竜尾竹の一種にてもあるべきにや、〉