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剪花翁伝
五/雑樹
竹並小笹 方日向、地半湿、土回塵或芥雉真土雑も可也、砂は宜しからず、肥油粕酒糟獣魚大小便等、総て強く厚き物よし、又藁芥雉いか程も厚く置べし、株は植んとおもふ笋お立て、其已後に下枝五七節残して、末の方お剪止置ば、葉よく繁茂(しげり)て根もよく殖る也、翌年お経て、又翌年の秋彼岸より冬迄に移し植べし、小竹小笹ともに並び同じ、