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古今著聞集
十八/飲食
俊頼朝臣秋のすえつかたに、たなかみといふ所へ罷たりけるに、いねおかけつみたるお、あれはなにといふいねぞととひければ、法師子のいね(○○○○○○)なりといひける、又あしたに、きのふの法師子のいねにて、御みそうづとて、くはせたりければよみ侍ける、きのふみし法し子のいねよのほどにみそうづまでになりにけるかな