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清良記
七上
五穀雑穀其外物作分号類之事〈◯中略〉疾(とし)中稲之事一仏の子 一壱本子 一備前稲 一小備前稲 一畔越(あこし) 一小畔越 一野鹿(やろく) 一大白稲 一小白稲 一大下馬 一〓張(すはり)  一疾饗膳(ときやうせん)右十二色は疾中稲にして、いづれも上白米也、早稲の次に出る、一内蔵 一今大塔 一上蜆毛 一小法師 一晩饗膳 一大とご 一半毛(なからけ) 一白我社(われこそ) 一清水法師 一定法師 一小けば 一大児(ちこ)右合十二品いづれも上米にて、早稲疾中晩中稲と順々に植、又其ごとく熟する也、雖然上農下農の替り有て、前も後に成事有、三月始に種子お蒔、四月末に植て、八月末に苅取分、