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後撰和歌集
五/秋
ふたりのおとこにものいひける女の、ひとりにつきにければ、いまひとりがいひつかはしける、 よみ人しらずあけくらしまもるたのみおからせつヽたもとそほづの身とぞ成ぬる返し心もておふる山田のひつぢ(○○○)ぼはきみまもらぬどかる人もなし