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続古事談
二/臣節
宇治殿〈◯藤原頼通〉平等院つくりて庄園よせられけるとき、所々の米おすこしづヽ、ながびつのふたに、すなごのやうに、まきならべて、その上にちひさきふだおつくりてたてヽ、その所のよねとかきて、もちてまいりて、御覧ぜさせけるに、河内国玉櫛の庄(○○○○○○○)の米一によかりけり、