[p.0900][p.0901]
〓伊続風土記
物産二
薏苡子(○○○)〈本草、本邦の古書に薏苡とあるは、皆下の川穀お誤充つるものなり、〉本漢種なり、今国中培養して、薬食の用とする者あれども希れなり、川穀(○○)〈救荒本草、古語拾遺、都須、本草和名和名抄並都之太末、新撰字鏡玉豆志、延喜式につヽだま、上の古名倶に薏苡子お訓ずるは誤なり、〉各郡原野水傍に多し、薬店にて薏苡に偽り售る、