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八雲御抄
三上/草
葦 みだれ しほれ しほ〈万〉 ながれ よしとも雲り 伊勢には浜おぎと雲 あしつの あしつヽ たまえのあしと雲は玉枝也、非江、但寄江多詠也、あしがきはまぢかしとも、思みだれてともいふ、はなほそきあしがきこえにといへり、是あしの花なり、なつかりは、夏かりたるなり、一説雁といへり、又鶴といふ可咲、凡夏雁不可然之由、殊に匡房称之、