[p.0910]
枕草子
三
草の花はあしの花さらに見どころなけれど、みてぐらなどいはれたる、心ばへあらんとおもふにたヾならず、もじもすヽきにはおとらねど、水のつらにておかしうこそあらめと覚ゆ、