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倭訓栞
前編六/加
かるかや 苅萓の義、万葉集にも刈草と見えたり、秋にかりとりたるおいふ、かるかやの関もしか也、〈◯中略〉後世一種のかるかやといふ草あり、雀麦(○○)也といへり、夫木集に、かち人のゆきヽの岡のかるかやは折ふすかたや道となるらん