[p.0920]
重修本草綱目啓蒙
九/芳草
茅香 かうばう(○○○○)〈江戸〉 一名綿子檀〈輟耕録〉漢渡なし、武州原野処処に自生あり、葉は白茅(つばなの)葉の如にして白色お帯ぶ、夏月穂お出す、すヾめのかたびらの穂に似たり、根は白色細長く、茅根の如く土中に繁延す、根葉共に香気多し、葉は秋後に枯る、