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倭訓栞
前編十二/須
すげ 菅およむはすがと通ず、すが〳〵しき意、歌に白菅、岩小菅などよめり、祓〓にも用るものはみそぎのそぎとすげと同じ語なるおもて也、穢おはらひ放(そけ)るの名とす、住吉にて六月祓お菅の祓と称すといへり、新撰字鏡に茥芰も訓ぜり、黄すげは仙茅也、日光黄菅あり、はますげは莎草也、姫すげは地楊梅也、又一本菅あり、