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大和本草
八/水草
菅 本邦昔より菅の字おすげとよめり、すげは水草葉にかどありて、香附子の葉の如にして長し、笠にぬふ、近江伊勢多く水田にうへて利とす、他州にも多くうふ、詩の陳風に曰、東門之池可以渥〓菅、朱子伝曰、菅葉似茅而滑沢、茎有白粉柔〓宜為索也、今按すげの類多し、水沢に生ず、