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東雅
十五/草卉
莎草くヾ〈◯中略〉 蘇容図経に、此草用茎作鞋履と見え、李東璧本草にも、可為笠及雨衣、又作蓑など見えたり、即今俗にもくヾと雲ひて、或は蓑となし、或は縄となすもの是也、くヾの義不詳、〈くヾとは、茎也、倭名抄茎立の字お読てくヾたちといふ此なり、〉