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甲子夜話
七十
蝦夷草紙と雲へる書に、〈最上徳内著〉彼地の産物お挙げし中に、黒花の百合(○○○○○)あつけし〈地名〉辺より奥処々にありと、これ深紫の色なるべし、珍し、林子曰、今は珍しからずと、然れば他に移栽の者あるか、予〈◯松浦清〉は未見、