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空穂物語
俊蔭
いきたるものころすはつみぞ、これおひろひてくへとおしへて、このほかひろひあつめたるものどもおとらせて、わらはヽうせぬ、この子うれしと思ひて、もていきて、はヽにくはす、このヽちは山にいりて、みせしらせしいもところ(○○○)おほり、このみ、かづらのねおほりてやしなふ、